その日はね…ちょっと色々とあって、精神的に疲れており、身体が自然にお酢などの酸っぱいものを求めていたみたいで、フラフラと中華料理店に入って油淋鶏を注文したのですわ。もちろんビールも一緒に…とは、車で来ていたのでそうはいかず、久しぶりに外食でビール無しで定食を食べました。
カリッと揚げられた唐揚げに優しいお酢の酸味と甘さが心地よいですねぇ。ご飯を大盛りにしていて正解でした。味変にラー油を投入しましたが、辛さと油分が加わってより米が進みます。ただ少し残念なのは野菜が少なく、せっかくのお酢の効いたタレでシャキシャキの野菜を楽しめませんでした。
でね…なんでポテトフライが入っているのでしょうか?油淋鶏に必要か?百歩譲って蓮根のフライは良いとしても、ポテトフライは要らないだろう。その分、もっと野菜を入れてくれ…と思ったのですが、ニンゲンはね…腹が膨れると落ち着いて、物事の本質を理解できるようになるものなんですわ。
ええ、もちろん私も落ち着いて思考を巡らしました。このポテトフライはきっと私みたいにビールを飲むニンゲンの為に入っているのだ、と…そう、作り手の愛情の深さに気がついたのですわ…フフフ、読者のみんなは私の事をビール飲みのアル中と思っているかもしれないが、ちゃんと考えてビールを飲んでいることが分かり、この事実を紐解いた私を見直していることだろう。うん、これからも隙あればビールを飲むことに勤しむことにしよう。。