YUTA録 -メシ撮り日記-

美味しい物をアップします!!

『おにぎり茶屋』のちらし寿司を食べた件

岡山名物といえば、ちらし寿司ですよねぇ。

ちらし寿司は江戸時代に岡山城の池田の殿様が、「庶民にクセに贅沢はダメ、絶対」というおふれを出したので、「それなら具材がたくさん乗ったご飯と汁物の二品にしたよ…ば〜か」と、庶民が発案したのが始まりと聞いたことがあります。

まぁそれが本当かどうか知りませんが、岡山人にとってちらし寿司はおめでたい時に食べるだけではなく、いつでも美味しく食べるソウルフードです。知り合いの弁当屋がちらし寿司をランチに出したら、一気に注文が殺到し過ぎてしまい、オーナーもパートさんも果てしない注文量がトラウマになり、永久に封印したメニューなったぐらい、岡山人は大好きです。

今回のちらし寿司は、色々な具材が乗っていますが、どれも別々の処理と調理をしているので、非常に手間と時間のかかっている料理です。もちろん下に引いている鮨飯の中にもニンジンや椎茸などを細かく切った具材が混ざっています。もうね…これ一品で酒のツマミと〆のご飯を楽しめますわ。

味は甘めにした鮨飯が食欲を増進してくれます。また、上に乗っている海老や穴子、椎茸も甘く煮つけています。そこにママカリの酢締めがアクセントになって、最後まで飽きずに色々な食材を楽しめますねぇ。

もし冒頭に書いたように、池田の殿様のおふれが原因でちらし寿司ができたのであれば、何かとアレで有名な殿様を輩出している池田家も、結果的にいい仕事をしたんだね…と、褒めてあげたいですわ。。