YUTA録 -メシ撮り日記-

美味しい物をアップします!!

『浅草 たつみ屋』で、どじょう鍋を食べた件

骨と内臓、頭は処理された状態で出てきます。まぁ初心者向けの『どぜう』ですわ。

実を言うと私は鬼平犯科帳剣客商売(原作:池波正太郎さいとうたかを作)が大好きなんですわ。その作中には色々なお江戸なグルメも出るのですが、中でも『どぜう』というどじょう鍋が出てきます。それがね…すごく旨そうなんですわ。ただ岡山の片田舎に住んでいる私は、どじょうなんぞ見たことも食べたこともない…そんなワケで、わざわざ東京 浅草にどじょう鍋を食べに行きました。

しばらく火にかけて、熱々の状態です。食べる前に写真を撮りまくる私は、まさしくお登りさんですわ。

どじょう鍋にはどじょうは当たり前として、たっぷりの牛蒡がデフォルトで入っているはずなんですが、こちらの店ではあまり牛蒡が入っていませんねぇ。まぁ牛蒡がどじょうの臭みを消す役割もあるのでしょうが、こちらのお店では元々しっかりとどじょうを処理していて、牛蒡くんの力を借りなくても臭みのないどじょうを食べられます。まぁ良く言えば万人が美味しくどじょうを食べれるが、悪く言えばどじょう本来の野趣性や旨みも消し去ってしまい、『どぜう』らしさがなくなっている…とも言えますね。もちろん私はシロウトなので、こちらの方が食べやすくて良かったと思いますが、なんだか肩透かしを喰らった気持ちにもなりました。

赤い瓢箪は七味ではなく、山椒なところがどじょうを食べさてくれる粋な店って感じですねぇ。

念願のどじょう鍋を食べている時は、作中の主人公(長谷川平蔵秋山小兵衛)の如くカッコ付けて食べて呑もうと思っていたのですが、私では貫禄が足りず、どう見てもモブで軟弱な若旦那程度の貫目です。しかも山椒を多めにかけて食べるのがプロだよ…と、怪しげな情報を信じてしまい、どじょうを味わう前に山椒をかけ過ぎてしまうという痛恨のミスを犯しました。なんとか山椒の効きすぎているところは端に避けて、本来のどじょう鍋を満喫しました。うん、次はちゃんと下調べして『どぜう』を楽しもうと、リベンジを誓いました。。