肉は柔らかい方が旨くて値段も高い…というのは大体の定説であります。しかし骨付鳥は、『ひなどり』と『おやどり』の2種類の肉がありますが、実は柔らかくて食べやすくジューシーなひなどりよりも、しわくて硬いおやどりの方が値段も高く、旨いと言われております。
そう…写真はもちろんおやどりです。切れ目を入れていますが食べにくいです。齧ると口の周りが脂やタレでベトベトなります。特にその頃の私は口髭を生やしていたので、非常に見苦しい見た目になっていた事でしょう。しかもビールを流し込みながら食べています。口髭をベトベトにしがら赤ら顔でビールを煽っているおじさん…うん、死刑が確定ですね…ホントすみませんでした。。
ただね…そんな見苦しい見た目になっても、おやどりは旨いんですわ。確かに肉はしわくて硬いのですが、噛めば噛むほどジワ〜と滋味深い味が口の中に溢れます。そこに黒ビールを流し込むと「かぁ〜痛風なんて怖くないんだから…」と心で叫んでしまいます。
そして〆に銀皿に残ったおやどりの油とタレにおにぎりを浸して食べるのが、骨付鳥を食べる一流のプロと言われています。ただし…あまり親しくないカップルがおやどりを食べると…うん、お互いの姿に幻滅するかも…です。。